2009-01-05 「危機」に考えるべきことは 田勢康弘 (日本経済新聞 2009年1月15日朝刊 p.5) 「われわれはいまから日本らしい文化に立脚した考え方を国家再生の基礎にして、世界に発信していかなければならない。」 「約束を守る、無茶をしない、ウソをつかない、本気で力添えしようとしてくれる。」(『アメリカと世界』ブレジンスキー著内の日本の評価。雑誌『ウェッジ』への前外務次官 谷内正太郎氏の寄稿文内の言及より) 作家五木寛之氏は「人間の覚悟」の中でこう述べる。「草木の一本、一石、一草にも虫にも動物にも心があり、魂があり、仏性がある、森にも山にも命があると考える日本人の伝統的心性」を世界にメッセージとして発信すべきだというのである。