[book] 哲学は人生の役に立つのか 木田元著

『「自分で考える」などと言っても、そう簡単にできるものではありません。深く考えるにも、深く感じるにも、それなりの訓練が必要なのです。深く感じることができるようになるためには、深く感じることのできた詩人や作家の作品を読んで、その感じ方に共感し、学びとる必要があります。深く考えることがでるようになるためにも、よく考えて書かれた本を、はじめの一行から最後の一行まで丹念に読んで、その思考を追いかけながら学びとる訓練をしなければならないのです。だまって眼をつぶれば、ひとりでに思考が湧いてくるというものではありません。』 p.p. 187-188

容疑者Xの献身 (文春文庫)

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サラリーマン「再起動」マニュアル

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