『食品の裏側』(安部司)

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

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TBSの筑紫哲也NEWS23の特集に著者が出演していて、興味を引かれていた。本屋で目にとまったので読んでみた。

食品添加物の専門家が現在日本でそれらがどのように使われ、我々消費者が何に気をつけないといけないかを真剣に伝えている。


本を読み特に気をつけないといけないと感じた添加物は...
□ 調味料(アミノ酸等)
 これは、化学調味料「味の素」と同等。この味に慣れすぎると食べ物本来の味を感じる能力が低下する。
□「たんぱく加水分解物」「ブドウ糖果糖液糖」
 味覚が壊れ、糖分の過剰摂取にもつながる。


我が家は生協で多くの食料を調達しているので、何でもスーパーで買うよりは添加物の少ない生活が実現できていると思っていたが、塩と胡椒を別々に入れるのが面倒なので使ってる「味付塩こしょう(日本流通産業株式会社)」に「調味料(アミノ酸)」が含まれているのを発見し、かなり衝撃を受けた... そのラベルには「自然塩使用」なんていう記述もあるのに...


その他、気をつけようと思ったのは...
□ 日本酒飲むなら「純米酒
 「本醸造」も「醸造用アルコール」が入っているのでいやだなぁ。
□ 醤油は絶対「丸大豆しょうゆ」
 「しょうゆ風調味料」や「新式醸造しょうゆ」は添加物がいっぱい。


スーパーの特売品など、値段が安いものは手をかけて作った本物ではなく、添加物などで簡単に作ったものが多いとのこと。考えてみれば、当たり前だけど...

コンビ二やスーパーで買う加工食品には、当然食品添加物が含まれているが、それを知った上で必要な時はそれによってもたらせられる便利さを享受しながらも、子供にとっての影響力もしっかり考えていかなければならないことを自覚させられた。少なくとも、「添加物なんか使っていない」と漠然と考えて使っているものの中に実は添加物が含まれていたということがないようにする知識と能力はつけておこうと強く思った。