ウェブ進化論


ウェブ進化論」から、心に残った文章を。(太字にしたのは私)


『...そういう開放性を持った「あちら側」を利用したシステムと、完全に閉鎖的でなければいけない「こちら側」のシステムのコスト差が、一万倍、十万倍、百万倍と大きく広がっていくというのが事の本質である。それだけのコスト差が出れば、徐々に経済合理性が働き、少しずつ大企業の情報システムも「あちら側」「開放性」といったキーワードで動き始める時がやってくる。チープ革命Web 2.0 が手に手を取り合って進展することで訪れるその時に、IT産業は再び大激変に見舞われる。それが「次の10年」の間に必ず起こるはずだ。』(p.129)


本質的変化に関する一つ一つの直感を大切に、「時間の使い方の優先順位」を無理しても変えてしまうことで、「新しい自分」を模索していきたいと思った。」(p.228)


『そしてそれは、日本の若者たちが「個人としての国際競争力」を磨くすばらしい機会であり、そんなたくましい人々が増えていくことは日本全体にもいい刺激を与えることになる。』(p.232)


ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)




p.223 の図において、「発想のあり方:ネットのこちら側」「不特定多数無限大への信頼:信頼なし」の「大組織の情報システム」から「ネットのあちら側」「信頼あり」の「 Web 2.0 」へ、自分自身が移動しさらに自分の周り(同僚、仲間、顧客)を移動させるには、「たくましさ」「若い精神」が必要である。
「大組織の情報システム」の領域で14年間働き現在もここにいる私は、働く時間の 7割は今までのスタイル、残り 3割は「移動」のために使っていくことを決心した。

「まずはblog」「深い思考」「日本人としての徳」の 3点をキーワードにして。