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理由 (新潮文庫)

理由 (新潮文庫)

模倣犯1 (新潮文庫)

模倣犯1 (新潮文庫)

1から5巻。火車が、あっという間に読ませるものだったので
理由、模倣犯と続けて読んだ。いずれも短時間で読破。


第2章は嫌い。自分の中の淀んだ怒りがちょっとしたことで
表に出てくるというルートができてしまうようで。


これを書き終えた後、宮部みゆきは全く異なるジャンル
(ファンタジー、時代物)へと大きく方向転換したらしいが、
なんとなくわかる気がする。心の暗い部分へと深く立ち入り
すぎると、負の影響がでてきそうで多少の恐怖を感じる。
宮部も似たものを感じたか。


言葉になっていない表情などから感情・考えを見抜くという
ことの重要性を再認識した。


子供の成長における家族の重要度が伝わる。
宮部の3作に共通のテーマではないか。


個人の自由ばかりが尊重される今日、子供が中心だった
少し前の時代・大家族のつながりが当たり前にあった頃
の大事なものを失っていないか、自分はかつて日本人が
大事にしてきたものを如何に伝えていくかを考えさせられた。


お手軽ノウハウ本だが、ちょっと感化された部分もあった。
・「ランチ」「ディナー」をブロックし、社外の人間と計画的に会う。
3ヶ月先まで計画。
・早起き早寝。休日も同じリズム。目覚まし使わず、朝日で起きる。
・他人の時間・自分の時間を大切に。
・「早く帰る人間」と思わせる。
・休日には仕事はしない。家族中心に。
 (自分で時間をコントロールできる執筆などは例外)
・レストランの予約は、相手の忙しくない 5時頃に行う。
・移動にタクシーをうまく使う。
・やらなくても成果に影響がでない仕事はやらない。
・忙しいと言わない。
・プレゼン作成時、目的に沿わない見た目に必要以上に時間を割かない。
・帰る時間を決めて仕事を集中的に行う。
・人生の課題(達成までの期間3ヶ月程度)を定めて、逆算でスケジューリング。
・月単位のスケジュール表がいい。
・todo list でなく、task list。前者はやらされている感じ。
・「パーソナル・ブランディング


これらから、思いついた事項:


・家でのblog へのメモをより簡単にできるように、T2を常に充電。
・外出先でもメモできる仕組みを作る。
 携帯で vox?、iPod touch で vox, hatena?
・電車での時間を有効に使うために。行きは眠くならないように、
 集中できる小説など。(宮部を読むと眠くなかった。)